仕事の選び方

 

何のために生きるか、何のために働くのかを

どう決めればいいのか、どう考えればいいのか

不安を抱えている方は今の日本で多いように思われます。

 

 

今回は「仕事」というテーマで考察をしていくので

そんな不安を抱えている方が、本記事を読み

少しでもヒントを得て、前向きになれればという想いを込めて制作しております。

 

仕事について次の手順で考察していきます。

 日本の就職背景と固定観念

 仕事をどう選ぶか

 目的を持つことの重要性

 ①仕事において理想的な状態とは

 ②積極的になるためには

 ③自分の欲しいもの徳について

 ④目的を持つこととは

 ⑤仕事をする目的とは

 

 

〇日本の就職背景と固定観念

 日本の教育においては、次の二つが重要視される傾向があります。

 ①生徒が国内で正しいとされる「答え」を知っているか

 ②知っている答えの量の多さ

 上記が重要視される理由が日本社会の雇用形態に起因しています。

 日本において最も安定している組織とは国家機関、旧財閥、有名企業などで

 こういった組織では採用に何万もの応募が来て、すべてをチェックするのは

 不可能です。そのため試験や出身大学などで、ある程度の基準を作り、

 満たせた人が突破できるという仕組みになっています。

 

 これにより、日本全体で根本には安定した組織に所属するためには

 より評価の高い大学や専門学校を卒業しなければならない、という考えがあります。

 教育機関の目的は「どれだけ優秀な人材を輩出できるか」となり

 大学においては、「どれだけの人数を難易度の高い就職先へ輩出できるか」に、

 高校においては「どれだけの人数を偏差値の高い大学へ輩出できるか」になります。

 それぞれの組織では目標を達成することが評価の対象となり、教師のミッションも

 「担当した生徒をどこへ、どれだけ入学させたか(就職させたか)」になり

 教師自身の評価基準もそれがもとになります。ここで、教師(学校)にとって

 評価の良い生徒が"優等生"、評価の悪い生徒が"劣等生"とされます。

 教師の出世には優等生の人数を輩出した数が必要で、劣等生は不要で

 劣等生に対してはどれだけ波風を立たせないことを求めます。

 特に中学、高校ではその傾向が高いためその力が強く動きます。

 優等生、劣等生の教師からの熱量の差がつくことは当然の傾向となります。

 生徒自身はこの傾向により、自己肯定感の高い生徒と低い生徒が生まれます。

 この「自己肯定感」下げる可能性のある教育が一番の問題と筆者は考えます。

 

〇仕事をどう選ぶか

 一般的な仕事に対する考え方

 現代の日本での仕事へのイメージは「つらいが生活のため仕方がなく働いている」

 という傾向が強く、仕事は辛いものと割り切り、趣味娯楽や家族のために

 お金が必要であるという考え方が一般的だと感じます。

 

 しかし、現状を続けることで本当に欲しい達成感や幸福感を

 手に入れることが可能か。という点におくと、必ずしもそうとは限りません。

 その解決策として、私は「目的を持つこと」をお勧めます。

 

〇目的を持つことの重要性

 「目的を持つこと」の重要性を語るために、順序を立ててご説明します。

 ①仕事において理想的な状態とは

 ②積極的になるためには

 ③自分の欲しいもの徳について

 ④目的を持つこととは

 ⑤仕事をする目的とは

 

 ①仕事において理想的な状態とは

 まず、仕事をするにあたり理想的な状態とはどんなものでしょうか?

 仕事を楽しみ、日々またはプロジェクトごとに達成感を感じ、

 それに対する報酬を満足にもらえているそんな状態ではないでしょうか。

 こののうな状態の人に共通して見えるのは仕事に対して「積極的」であることです。

 

 なぜ、「積極的」なことが重要であるかという理由は

 積極的と消極的な人間の間に生じる差を考えればわかります。

 仕事だけでなく、趣味、人間関係など人間活動の全てにおいて

 積極的な行動はなんらかの機会やチャンスを生み出します。

 逆に消極的な行動は何物も生み出すことはありません。 

 むしろ不利でマイナスな機会を生み出すこともあります。

 仕事においてたとえ新人だとしても部下が仕事に積極的で組織の成功へ

 導いてくれそうな人だと伝われば、協力的にしたいと思うのに対し、

 消極的で目も合わせてくれない、自分がどうしたいかを話してくれない人に

 こちらから自発的に協力してあげたい、力になりたいと思うでしょうか。

 このような行動を数年積み重ねたとき、前者には良好な人間関係が築けますが

 後者には何も残らない結果となってしまいます。

 そのため私は積極的になれる仕事を見つけることをお勧めします。

 

 ②積極的になるためには

 仕事に対して積極的になるためには次の二つがポイントになります。

 1自分の本当に欲しいものを知ること

 2本当に欲しいものが得られる仕事をすること

 

 まず積極性はどのようなときに生まれるのでしょうか。

 自身の好きなもの、無意識に欲しいと感じているもの

 それらが自分の中で欲しい順位を理解して

 それらを得られる場と方法を知っているとき

 初めて自発的に行動するようになります。この行動を反復することが

 周囲から積極的であると思われ、積極性が誕生します。

 

 仕事を行うことの重要性とは

 その仕事を行うことで「何を獲得できるか」ということです。

 仕事から獲得できるものはお金だけではありません。あなたが仕事をするとき

 あなたの行動に対して同僚や顧客はどのような反応をしていますか?

 その反応に対して、あなたは何を感じていますか?

 あなたへの反応がどんな形であれ、それが満足のいかないものであれば

 仕事はつらく、意味のない作業となってしまいます。

 そのため、あなたの本当に欲しいものが何なのかを明らかにして

 それを意識をしたうえで仕事に取り組むことが第一となります。

 

 就職活動の自己PRで「主体性や積極性」を主張していのを見かけますが

 すべてのことに対して、主体的であったり、積極的であるなんてことは

 はたしてあり得るのでしょうか?積極的でいられるのは個性や能力ではなく、

 積極的であることで自身の欲しい「何か」を得られることを理解しているからです。

 もっと言うと、本人が欲しい「何か」を得ようと行動していることが

 単に周りからは「積極的である」と見えているだけです。

 つまり積極的になればなるほど、自分の欲しい「何か」が”得られる”

 そんな仕事を探し、従事することが不可欠ということになります。

 

 ③自分の欲しい「何か(徳)」について

 自分の欲しい「何か」について考察します。※ここでは今後「徳」とします。

 ここでいう徳とは単に目に見えるものだけではなく、目に見えないものも指します。

 例えば、営業で新規顧客を獲得した時や、大会で優勝した時に得られる「達成感」

 

 他人の感謝から得られる「満足感」などが当たります。

 つまり、「徳」とは自身にポジティブな影響を与えるもののことです。

 しかし徳にも絶対に確保したいものと、それなりなものと優先度があります。

 仕事選びにおいては、優先度が高いものを確保することがポイントとなります。

 なぜなら人生において仕事にかける時間は睡眠時間と同じくらい多いからです。

 

 優先度を決めた後、上位の徳は何によって、どこで、どんな時に得られるのか

 考える段階になります。

 

 ④目的を持つこととは

 自分の欲しい徳を得ることで幸福感を感じられるのならば、それを得ることを

 目的とし、その目的が達成できる仕事を選ぶこと仕事をしている理由が

 シンプルなものとなります。それが得られる間はその組織で続け

 得られなくなれば転職、独立すれば良いということとなります。

 

 ⑤仕事をする目的とは

 仕事において業務達成の能力があれば問題を感じることは少ないですが

 能力がない場合、先ほどの教育の問題と同じように自己肯定感が低くなり

 「なぜこの仕事を続けているか」わからなくなってしまう状態となります。

 そのため企業に自分の徳を求めるのではなく、求めている徳を提供している企業を

 自身で「探す・選ぶ」ことが重要となり、それが仕事をする目的だと私は考えます。

 

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簡単な自己紹介

光太郎

大学卒業後、人材派遣会社にて

人材管理、人材育成の業務を経験。

学生、社会人の方が自身にとって働く。は何かを

考えるための助けになればと活動をしています。